算数が苦手なお子さんをお持ちの方必見!中学受験を目指す6年生向け算数の重要ポイント

小学校6年生は、中学校受験本番に向け、いよいよ全力で勉強に取り組んでいく大切な時期です。

今回は、そのなかでも入試の重要科目の1つである「算数」について、6年生のどの時期にどのような内容で勉強を進めていけばよいのか、時系列で解説します。


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この記事の監修者

INHOP コラム編集部

小学校6年生の1学期は、焦らず基礎固めを

小学校6年生の1学期は、焦らず基礎固めを

1学期は、入試がいよいよ1年以内に迫る時期ではあるものの、あわてて個別対策や過去問題や取りかかるのはまだ早いといえます。
私立の中学校ではこの時期から学校見学や説明会が始まり、参加した結果、志望校が変わる可能性もあるからです。
そのため、この時期にはどの学校が第一志望になってもいいように基礎をしっかり固めておくことが重要です。※1

以下は、マイナビグループの「中学受験ナビ」がまとめた、中学受験で出題される算数の単元と重要ポイントの一覧です。※2

四則演算/計算(少数の掛け算、かっこつきの式、筆算 など)
図形/立体(回転体、台形の体積、扇形の中心角 など)
割合/比/速さ(速度の計算、三角形と比、百分率 など)
特殊算(旅人算、仕事算、旅人算など)

単元ごとの基礎となる問題を順に解いていき、「なぜこの回答になるのか」というロジックを理解することを目標としましょう。

※1 中学受験 6年生の親がすべきこと 53の悩み.安浪京子.朝日学生新聞社,2018.

※2 中学受験ナビ.【保存版】「算数のポイント」をわかりやすく解説した厳選記事まとめ!

小学校6年生の夏休みは苦手な単元の克服

小学校6年生の夏休みは苦手な単元の克服
中学校入試における算数の頻出分野には「計算」「図形」「割合」「速さ」「場合の数」などがあげられます。

大手進学塾でも、算数の中でも苦手な人が多い単元が「図形」「割合と比」「場合の数」の3つと述べており、入試の頻出単元と苦手単元が重なっていることが分かります。※3
上記が苦手なお子さんは、夏休み中にこの単元の問題にまとめて取り組み、正解できなかった問題や、なぜその答えになるか分からない問題をリストアップします。

正解できない理由として考えられるものには、

  • 公式を覚えていない
  • 解き方が理解できていない
  • 文章題の読解ができていない
  • ケアレスミスが多い
  • 難しそうな問題を最初から避けてしまう

などがあるので、それぞれの問題がどの理由で正解できなかったのか見極めて、1つずつ解消していきましょう。

繰り返し解いてみることで正解できる問題が増え、最終的に苦手意識を持たなくなれば、弱点補強はバッチリです。

※3 栄光ゼミナールの中学受験.【プロが教える中学受験】算数の勉強法

小学校6年生、2学期になれば志望校の絞り込みと過去問スタート

2学期に入ると、いよいよ志望校の絞り込みが始まります。
志望校がいくつかに定まれば、その中学校の算数の「赤本(過去問題)」を解き始めましょう。
ただし、夏休みに取り組んだ基礎固めが不完全な状態で過去問題に取り組むと、点数が思うようにふるわず、モチベーションが下がる可能性も考えられます。
もし苦手分野が残っているのであれば、11月頃まではその単元の克服を優先させ、12月頃から赤本に取り掛かるというスケジュールがおすすめです。※4

また「面積の問題は正答率が高い」などが分かれば、その単元にかける勉強時間は減らして赤本に取り組む時間を確保していきましょう。

なお、過去問題は書店購入のほか、大手塾のサイトでもダウンロードが可能です。※5

※4 中学受験 6年生の親がすべきこと 53の悩み.安浪京子.朝日学生新聞社,2018.

※5 中学受験の四谷大塚ドットコム.中学入試過去問データベース

冬休みから3学期、入試までペースを崩さずに

冬休みから3学期、入試までペースを崩さずに
2学期が終わればいよいよ入試本番は目の前です。
塾の冬期講習に通われるお子さんも多いかと思いますが、自宅で勉強を進める場合も、引き続き第一志望校と併願校の過去問を解いていきましょう。

間違えた問題は、必ず正しい解法を確認して頭に入れ、類似の問題が確実に解けるように対策を進めていきます。
解き直しで正解できたかどうか、見落としがないように表やチェックシートを作るのもよい方法ですね。

ただし入試直前になったら、どうしても理解できない難問や奇問は解き直しの候補から外し、確実に点を取れる問題にフォーカスしていくのがおすすめです。※6
そして全部の単元の頻出問題をひととおり解いておさらいしておきましょう。

また、早寝早起きや感染症予防など体調管理もしっかりと行い、ペースを崩さずに本番を迎えられるようにお家のかたからもサポートしてあげて下さいね。

※6 ダイヤモンド・オンライン.【中学受験】入試本番直前に「過去問」を解くときはここに注意せよ!

【まとめ】その時期に合った勉強法で、着実に中学校受験の算数対策をすすめよう

ここまで、中学校受験に向けて行うべき小学校6年生の算数の勉強法と、具体的なスケジュールを紹介しました。

  • 1学期…単元ごとに基礎的な問題を解き、解法のロジックをもれなく身につける
  • 夏休み…苦手な単元があれば集中的に解き直して正答率を上げていく
  • 2学期…志望校を絞り込み、過去問を解き始める
  • 冬休み…過去問を何度も解いて確実に正答できる問題を増やしていく
  • 3学期…直前になったら難問は避け、全単元をおさらいして仕上げる

中学校受験では、もちろん算数以外の教科も勉強を進めていかなければなりません。
しかし「積み上げ型」の教科である算数は、基礎がマスターできていないと応用問題も正解できず、合否に大きく影響してしまいます。

ぜひ6年生のスタートから、その時期に合った算数の勉強法を進め、合格を手にして下さいね!

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