限られた時間をどう使う!?
中学受験生の勉強時間を考える

「中学受験に合格するためにはどのくらいの勉強時間が必要なのか?」というのは、受験を控えるお子さんをお持ちのお父さん、お母さんにとって気になるテーマではないでしょうか。

この記事では、中学受験における勉強時間について知っておきたいポイントを紹介します。


INHOP コラム編集部

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一日の受験勉強時間の実際

Benesse教育研究開発センターの調査によると、一日の勉強時間は、中学受験予定がある小5生と小6生の群と、受験予定のない小5生と小6生の群で比較した際、中学受験予定あり群では163.4分、中学受験予定なし群では64.4分と大きな差があったそうです。

その上で、中学受験予定あり群の子どもたちとなし群の子どもたちの違いとして、中学受験予定ありの子どもたちは、さらに増やしたい時間として「睡眠時間」と「勉強時間」との回答が有意な結果となっていました。
勉強時間が長い分、睡眠時間が短いためその時間を増やしたいという意向があるだけでなく、勉強時間についても更に伸ばしたいという意向を持っていることが伺えます。

また、中学受験予定あり群の子どもたちは、なし群の子どもたちと比較して、「将来の目標がはっきりしている」との回答で10ポイント以上の差が付く結果でした。
中学受験の予定がある子どもたちは、自分の将来の目的のために受験を予定しており、そのために更に勉強時間を増やしたいという切実な想いで日々の生活を送っていることが想像できます。※1

※1 受験が子どもの生活に与える影響を考える第. 邵勤風. 第1回放課後の生活時間調査:71-86.

スケジュール管理によって、
限られた時間のなかで効率の良い勉強をする

勉強した気になるだけ”ではNG
そんな切実な想いから、「勉強時間を増やしたい」とお子さんが思っていたとしても、時間には限りがあるため、単に勉強時間を増やしたいからと言って増やせるわけではないのが難しいところですよね。
となると、限られた時間の中でできることとして、勉強の効率を高めることが必要となってきます。

そこで大切なのが、スケジュール管理です。
スケジュール管理と言っても、一日ごとのスケジュールだけを管理すればよいわけではありません。
ゴールは中学受験の合格なので、中学受験の入試本番が行われる1~2月から逆算して、本番で最も効果が発揮できるように長期的なスケジュールを立てた上で、そこから中期、短期、そして日々のスケジュール管理に落とし込んでいくことが重要です。

ここから具体的なスケジュールの組み方を紹介します。

スケジュール管理はお子さん自身で行うのが理想的ですが、勉強では難しいこともできる子でも、計画を立てたり、スケジュールを管理したりすることが得意とは限りません。
はじめのうちはお父さんやお母さんもサポートしながらいっしょに管理してあげてください。

長期~中期のスケジュールの考え方

一年間をどう過ごすかといった長期的なスケジュール管理から行いましょう。

まずは、月単位でのスケジュールを組んでいきます。
学校行事や塾の定期的な模試・テスト、講習等の予定を洗い出し、それを踏まえて「基礎は8月までに固め、それ以降は応用問題に取り掛かる」というように大まかな勉強スケジュールを考えます。

それだけだと、数ヶ月~半年などのザックリとしたスケジュールになるので、それを月単位で「テストでどれくらいの成績を取る」などのもう少し中期的なスパンのスケジュールと目標を立て、そこからさらに週単位、日単位の短期スケジュールに落とし込みましょう。
短期的なスケジュールは、中期的な目標を達成するためにやり切っておきたい範囲やテキストの量から割り振ります。
その際、事細かに決め切ってしまわずに、何か学校行事のある日は量を減らしたり、別日にその分をずらしたりと、柔軟に調整できるスケジュールを立てることがポイントです。※2 

※2 中学受験ナビ. 中学受験・学習計画の立て方 

日々のスケジュールの組み方

一日のスケジュール管理を行う場合には、集中力が持続する時間を意識することが大切です。
人の集中力には波があるので、ご自身のお子さんは集中力がどれくらい持続するのかを把握し、それが切れるタイミングで意識的に休憩を取るようにしましょう。具体的には、60分勉強したら休憩時間を取るサイクルを作ることがおすすめです。

また、日々の疲労を蓄積させないための睡眠確保も大切です。
勉強を切り上げる時間を決めておき、心身ともに元気な状態で勉強に向かえるように日々のスケジュール管理を行いましょう。

集中力の周期や、その維持方法については、『効率アップさせる勉強法とは?集中力が続かない原因と対策を解説』の記事で詳しく紹介していますので、そちらをチェックしてください。

スケジュールは必ずしも厳守する必要はない

一度決めたスケジュールを確実に行うことも大切ですが、お子さんの心や体の状況に合わせて柔軟にスケジュールを変更することも大切です。
実際に立てた計画で勉強をスタートしてみてスケジュールに無理があると感じたときや、お子さんの成績の変化に応じて志望校を変えたときなど、状況に合わせてスケジュールを再設定するようにしましょう。

また急なスケジュール変更にも対応できるように、あらかじめスケジュールに余裕を持たせて組むのがおすすめです。※3

勉強計画については『お家でのお子さんの勉強計画の立て方・習慣化の仕方』の記事でも解説しています。

※3 オンライン家庭教師のエイドネット. 受験生必見!年間・1日の勉強スケジュールの立て方にはコツがある

”勉強した気になるだけ”ではNG

勉強した気になるだけ”ではNG
ここからは勉強時間の使い方についてさらに深く考えていきましょう。
勉強時間を確保すればするだけ志望校の合格に近付くようなイメージがあるかもしれません。

しかし、実際には、机に向かっているだけで上の空であることや、勉強しているように見えて全く集中できていないこともあります。
机に座った時間の長さではなく、勉強時間のなかでどれだけの勉強量をこなし、どのような知識が身に付いたのかといった勉強の質を重視することが重要です。

勉強の質を高めるために集中力を高める

勉強の質を向上させるためには、集中力を高めた状態で勉強に取り組むことが大切です。

集中力を高める方法はさまざまありますが、そのうちの一つとして『時間測定勉強法』というものがあります。
これは、勉強時間をタイマーで計りながら問題を解くというもので、これによって集中力を高めつつ、勉強時間と勉強以外の時間を区分けすることが可能となります。

メリットとしては、
1)勉強した時間が明確に形となり、モチベーションアップする
2)勉強時間への気持ちの切り替えができる
3)タイムアタックのように楽しみながら勉強に取り組める
4)勉強時間を友達と報告し合って比べることが出来る
5)各教科の時間配分を考えることが出来る
という5つが上げられ、日々のスケジュール管理もやりやすくなるので、おすすめの方法です。※4 

この方法以外にも、次の記事の中では、集中力を持続させて効率よく勉強を進める方法について紹介しています。こちらもぜひ御覧ください。
>>効率アップさせる勉強法とは?集中力が続かない原因と対策を解説

※4 合格サプリ. 東大生が教える!時間を計って勉強すると圧倒的に勉強効率が上がる5つの理由

まとめ

この記事では、中学受験における勉強時間について知っておきたいポイントを紹介しました。
中学受験を予定しているお子さんにとって勉強時間の確保は大切ですが、時間には限りがあります。限られた時間を有効に使うために、スケジュール管理することや質を高めるために集中して取り組めるように勉強の方法も工夫しながら、お子さんと受験勉強に取り組んでみてください。

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