お子さんが家庭学習をおこなうとき、親御さんが勉強を教えることもあるでしょう。
とくに、中学受験を控えるお子さんを持つ親御さんの中には、うまく教えられなくて困ってしまう人も多いようです。
自分の頭では理解できている内容でも、教える際には別のスキルが必要になります。
この記事では、お子さんへの勉強の教え方を親御さんに知ってもらうため、勉強の教え方について紹介します。
子供への勉強の教え方は難しくない!お子さんに勉強を教える時に重要な2つの心構え
お子さんに勉強を教える心構えとして、2つのポイントを押さえておきましょう。
・お子さんが自分で考える余地を残す
・お子さんと一緒に学ぶ姿勢を持つ
1つ目は、親御さんが1から10まで説明してしまわないことです。
よかれと思い、手取り足取り教えてしまえば、お子さんの考える力が育つ機会を奪ってしまいます。
その結果、お子さんの成長の妨げになるのです。※1
2つ目は、親御さんも、お子さんと一緒に学ぶ姿勢をもつことです。
お子さんがわからない問題は、一緒に解き、一緒に調べましょう。
それにより、お子さんは、一緒に勉強できたことに喜びを感じます。
一緒に問題を解いたときの達成感は、今後の受験勉強に対するモチベーションアップにもつながるでしょう。※2
※1 小中学生の子育てナビ.小学生への勉強の教え方。頭のよい子の保護者がやってること
子供に勉強を教える具体的な3つのポイント
2つの重要な心構えを理解した上で、具体的にどのように子供に勉強を教えれば良いのでしょうか?
ポイントは以下の3つです。
1.子供の気づきを促す
2.ヒントの出し方を工夫する
3.子供との向き合い方を意識する
これらについて詳しく見ていきましょう。
子供の気づきを促す
勉強を教える時に重要な「2つの心構え」でも解説したように、原則として答えを教えるようなやり方は避けてください。
お子さんが答えにたどり着けるように導くことを意識しましょう。※3
お子さんが回答になかなかたどり着けない姿を見ていて、落ち着かない親御さんもいるかもしれません。
しかし、親御さんが先回りして答えを出してしまっては、お子さんの気づきのチャンスを奪ってしまいかねません。
お子さんに勉強を教える際には、問題を解くためのひらめきや、解いた際の達成感を奪わないようにすることが重要です。
親御さんがリードして、回答までの道筋を気づかせてあげましょう。※4
※3 All About.[子供の教育] 子供に勉強を教えるのがうまい親の共通点とは?
※4 「気付き」「発見」を生かした授業づくりについての一考察.菅原敏彦.CORE
ヒントの出し方を工夫する
回答までたどり着く道筋を気づかせるためには、親御さんがお子さんに与える「ヒント」の出し方に配慮が必要です。
具体的には、あと一手で回答にたどり着いてしまうようなヒントを避けてください。
回答への最短ルートになるヒントでは、お子さんに答えを教えているのと同じです。
考えずに解けてしまった問題に対して、お子さんたちは自分で解けたと勘違いしてしまいかねません。※5
身についていないのに、身についたと勘違いしてしまうからです。
上手なヒントの出し方は、できるだけ回答に遠いところからヒントを出すことです。
間接的な内容からはじめ、少しずつ核心に近づいていく方法を取りましょう。
答えにたどり着くための連想ゲームだと意識してみてください。
また、お子さんの視野を狭めないよう、できるだけ断定的な言い方は避けてください。※6
※5 All About. [子供の教育] 子供に勉強を教えるのがうまい親の共通点とは?
※6 こどもまなび☆ラボ.子供の「勉強のやる気」を引き出す5つの方法。“親子で勉強” が効果的!
子供との向き合い方を意識する
親御さんは、勉強を教える際のお子さんとの向き合い方として「名コーチ」であり、いっしょに学ぶ「仲間」でもあることを意識しましょう。
勉強がなかなかはかどらなかったり、教えても手応えがなくイライラしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、お子さんのモチベーション維持のためには、勉強が盛り上がる声掛けをしてあげてください。※7
問題が解けた際、「やったね」「すごい」など、きちんと言葉にして伝えるだけでも構いません。
親御さんから言葉にして褒められれば、お子さんは努力が報われたと嬉しくなるでしょう。
その結果、勉強への意欲のアップを期待できます。
また、親御さんにわからない問題が出てきた際、お子さんに「教えて」と伝えるなど、頼ることも効果的です。※8
※7 小中学生の子育てナビ .小学生への勉強の教え方。頭のよい子の保護者がやってること
※8 中学受験ナビ.受験勉強に励む子供とどうかかわるべきか ―― 中学受験との向き合い方
子供に勉強を教える際の2つの注意点
お子さんに勉強を教えるときは、以下の2つの点に注意してください。
1.問題が解けなくても当たり前だと思うこと
2.お子さんの態度などにイライラしても怒らないこと
たとえば、お子さんが問題を解けない場合、親御さんが反応しすぎることは避けてください。
親御さんは、感情的にならず「問題が解けなくて当たり前」と考えれば、少しは気持ちが楽になるはずです。
お子さんが「一緒に勉強することが楽しい」感じられれば、親子の信頼関係の強化につながり、家庭学習の習慣化・強化にもなるでしょう。※9
まとめ
親御さんの役割は、お子さんが自分で考えて、回答へたどり着けるように導くことです。
そのためには、お子さん自身の頭で考えさせるためのサポートが重要です。
感情的にならず、「間違っても構わない」ことをお子さんに伝えてあげましょう。
そのうえで、お子さんなりの答えを模索し思考させられれば、お子さんに勉強を教えることは成功したといえます。
親御さんも頭を使って最適なサポート方法を考える必要があるのです。
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