苦味を操ることで、料理の幅を広げる

人の味覚として知られている五味（旨味・塩味・甘味・酸味・苦味）のうち、意図的に苦味を料理に使うことは少ないかもしれません。しかし、プロの調理人は、他の風味に適度な苦味を足すと、より美味しくなることを知っています。苦味のあるブロッコリーや芽キャベツを付け合わせることで肉の旨味を引き立てる、あえて焦がして苦味をつけてコクや風味を増す、スイーツに抹茶を合わせより甘みに奥行きを増す、など和洋中いずれでも応用されています。実際に、美味しさは五味のバランスが大事、とよく言われています。また、研究でも苦味が美味しさを引き立てることが証明されています。味を感じないレベルの苦味を入れたところ、旨味がより強く感じられ、美味しさを高めることにつながったのです。

キリンが開発した「熟成ホップエキス」をご家庭の料理に

プロの料理人は、料理に苦味を加えるために様々な素材や調理法を駆使して、味のバランスを整えながら奥行きを与えていますが、ご家庭での毎日の料理で同じことをするのは大変です。また簡単に苦味を加えるための「苦味調味料」は一般的ではありませんでした。
私たちはキリンホールディングスが開発した健康素材「熟成ホップエキス」を活用すれば、誰でも簡単に苦味を操ることができる「苦味調味料」を開発することができるのではないかと考えました。

苦味を操る達人シェフが絶賛

私たちはミシュランガイド掲載店シェフに、このホップの苦味をどう料理に活かすか相談しながら商品化を進めました。
「苦味は料理の奥行きを出す」「苦味が入ることで油切れがよく、後味がサッパリする」「苦味だけでなく香りも重要。ホップはその両方をカバーできる」などのアドバイスを伺いながら、ホップの他にもタイム、オレガノなどのハーブも加え、料理に苦味と香りを加える新しい「苦味調味料」が完成したのです。

シェフがオススメするホップソルトの使い方

【ホップソルトチキンソテー】

＜材料＞
鶏モモ 1枚
ホップソルト 鶏モモの重量の1％
ニンニク 1かけ
サラダ油 20g

＜作り方＞
①鶏モモの余計な脂、筋を取り除く。皮を上にして肉の側にラップをする。冷蔵庫で1～2時間乾燥させる。
②ホップソルトを両面にふる。
冷たいフライパンにサラダ油をひく。鶏モモを皮目を下にして置き、油を全体になじませてから火をつける。
③中弱火で焼いていく。
窪んでいる部分などはトングで押し付けたり、フライパンのフチ等を使って焼く。
全体に薄く色がついてきたらニンニクを加える。
④肉の厚い部分にアロゼ*をする。皮目が完全に焼けたらひっくり返し、肉の側も少し焼く。
⑤フライパンから取り出す。皮目を下にしてカットして器に盛り付ける。
*アロゼとは：油をまわしかけながら焼くこと

【ホップ唐揚げ】

＜材料＞
鶏モモ肉 300g
ホップソルト 6g
薄力粉 20g
片栗粉 20g

＜作り方＞
①鶏モモ肉を50gくらいの大きさにカットする。
②ホップソルト5gを鶏モモにまんべんなくふりかけて揉み込む。落としラップをしてしばらく休ませる。
③薄力粉と片栗粉を合わせて鶏モモ全体につける。余計な粉をはたいて落とす。
④180℃の油で3分揚げる。いちど取り出して3分休ませ、再度 1分揚げる。
⑤油をきり、ホップソルト1gを全体にかける。器に盛り付ける。

【ホップポテト】

＜材料＞
皮付きポテトフライ 150g
ホップソルト 2g～

＜作り方＞
①ポテトをカリカリになるまで揚げる。
②引き上げて油をきり、ホップソルトを全体にかけて器に盛り付ける。

他にも色々！ホップソルトを使った料理をご紹介

他にも、ハーブ料理研究家の植松良枝さんや、INHOPが考えたホップソルト料理をご紹介！
✳︎ホップソルトご購入の方に、こちらの料理を載せた「レシピブック」を差し上げます！