熟成ホップ研究所

INHOP - The Hop Company

2022. 06. 28 09:06

第2回「熟成ホップ研究会」開催(料理家編)

INHOP Journal

ホップの苦味を上手く使えばお料理の幅が広がりそう!
料理家がプロ目線で熟成ホップについて考えました。

〝ホップ〟って耳にしたことはあるけれどよく知らない。そんな30~50代の女性料理家5名が、熟成ホップについて学ぶ「熟成ホップ研究会」を2022年4月にオンラインで実施。ホップと熟成ホップとの違い、ホップの効果効能、熟成ホップの商品等について意見が交わされました。

第2回のメンバーは、それぞれに教室を主宰したり、企業とメニュー考案やイベント開催などに手腕を発揮する〝食のプロ〟。岩手県遠野市のホップ農園の映像に高い興味を示し、その流通は9割ビールという実情や、効果効能の中でもダイエット、集中力、リラックス効果が気になるので、すべてに効くならそれぞれにサプリメントを飲まなくていいのは楽!という意見が飛び交う中、ホップはハーブだからその苦味をお料理に利用できたらいい、ホップの実がキレイな若草色なのを初めて知り、パスタに散らしたい!など味覚だけでなく視覚でも楽しめそうという意見も。

〝良薬口に苦し〟ということわざもあるけれど、日本では春野菜は苦味を楽しむものだし、苦味は油で炒める、揚げるという調理法と相性が良いので、ドレッシングや塩などホップを使った調味料は使えそう、また料理家らしくホップは熟成すると苦味がまろやかになるという特性について質問の手が上がり、加熱するという製法について深堀りされるなど、あっという間の90分。〝熟成〟というワードに対して味噌、甘酒など〝発酵〟と掛け合わせたら新しいものが生まれるのでは、という斬新な提案も出るほど盛り上がりを見せました。

ハーブとしてのホップの使い道に高い興味を示した料理家メンバーでしたが、「ホップ調味料」を使った様々なメニューが沸いて出るとはこのこと。苦味と塩味をバランス良く使い旬な野菜を掛け合わせ、新玉ねぎのフリットにかけて甘さを際立たせたり、苦味をあえて複雑化させて大人の好むタケノコ料理にしたり、旨味の奥行を活かしたネギ塩ダレや醤油の代替えに風味付けに使うなど小技の効いたメニュー展開が繰り広げられました。

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