すぐにやる気が出る!おすすめの受験勉強の方法

受験勉強をしないといけないことはわかっているのに、どうにもやる気が出ないという状態になって、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

長期にわたって無気力な状態を引きずらないようにするには、対策を考える必要があります。

ここですぐにやる気が出るおすすめの方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


今野 裕之

この記事の監修者

今野 裕之医師

精神科、心療内科医、認知症診療医

ブレインケアクリニック名誉院長 ・一般社団法人日本ブレインケア・認知症予防研究所所長
順天堂大学大学院卒業。老化予防・認知症予防に関する研究で博士号を取得。大学病院や精神科病院での診療を経て2016年にブレインケアクリニック開院。各種精神疾患や認知症の予防・治療に栄養療法やリコード法を取り入れ、一人ひとりの患者に合わせた診療に当たる。認知症予防医療の普及・啓発活動のため2018年に日本ブレインケア・認知症予防研究所を設立。 著書・監修に「最新栄養医学でわかった! ボケない人の最強の食事術(青春出版社)」など。

やる気がなくなってしまう主な原因と対策

エネルギー不足や肉体疲労が原因となり、集中力不足に陥り、やる気低下に繋がっている可能性があります。

脳がエネルギー不足の場合、エネルギー源となるブドウ糖を摂取することが有効だと一般的に言われていますが、それ以外にもタンパク質やビタミン、ミネラルなどバランスよく栄養素を摂取することが大切だと考えられます。

また、疲労状態や睡眠の減少が続くことで作業効率が下がると言われていますので、それらを改善することにも努めましょう。※1

肉体疲労に関しては、バランスの良い食事を摂るとともに、十分な睡眠が重要となります。睡眠不足は記憶力や集中力の低下、無気力、うつ状態などを招く可能性があり、結果的に勉強の効率が上がらず、やる気がなくなるという悪循環を生むと考えられています。

3時間睡眠と6時間睡眠のグループに分けて、計算作業や記憶作業などを行った際の作業効率の実験をしたところ、個人差はあるものの睡眠時間の短縮によって作業効率が悪化するという結果が出ています。※1

個人によって適性睡眠時間は変わりますが、極端な睡眠時間の短縮は勉強効率の悪化を招く可能性があります。睡眠はしっかりと取りましょう。

また、最初はやる気があっても先の見通しが立たないことで、やる気がなくなってしまうこともあります。小さな目標を達成していくことで、やる気に繋がる神経伝達物質が生成されやすくなると言われているので、まずは目標を分割して1つずつこなしていってみてはいかがでしょうか。※2

※1 ITヘルスケア. 2008. 3(2): 96-105.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ithc/3/2/3_2_96/_pdf/-char/ja

※2 How to Rewire Your Burned-Out Brain: Tips from a Neurologist. 2012.
https://www.edutopia.org/blog/teacher-burnout-neurology-judy-willis-md

受験勉強のやる気を持続させるおすすめの方法

受験勉強のやる気を持続するためには、普段どのように勉強しているかを見直し、どこに問題があるのか見極める必要があるでしょう。

すぐに実践できる方法について紹介していきましょう。

勉強する時間を決める

だらだらとなんとなく机に座っている時間が長くなっていませんか。やる気を高く保ち勉強を続けるにはメリハリのあるスケジュールが必要です。

まずは1日のうち、勉強にあてる時間を決めましょう。

例えば20時から22時の2時間と決めたら、その間はトイレに行く時以外部屋から出ないようにします。

そして2時間の間で勉強と休憩時間を細かく繰り返します。25分勉強したら5分休憩といった具合です。※3

この方法はポモドーロ・テクニックと呼ばれる時間管理術です。生産性の向上に繋がると考えられており、世界中で支持を得ている方法です。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

※3 どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門.フランチェスコ・シリロ 著, 斉藤裕一 訳.

勉強する環境を変える

2つ目が「勉強する環境を変える」ことです。

勉強する場所が気の散る状態になっていませんか。勉強する際は、机の上や視界に関係ないものが入らないようにしましょう。スマートフォンは音もバイブも切って手の届かないところに置き、関係ない教科のテキスト、漫画や雑誌も片付けることも大切でしょう。

勉強をする環境とは机の上のことだけでなく、過ごす場所に関しても、やる気の持続や学習効率に影響を与えると考えられています。

ある心理学者は、単語20個を10分ずつ5回の学習時間で覚えるための実験を以下の内容で行いました。
一方のグループには、同じ映像が無音で映し出される環境、もう一方のグループには5回の学習時間でそれぞれ異なる映像が映し出される環境で学習してもらうというものです。
その後に単語テストを実施したところ、映像が変わったグループの方が点数が高かったという結果が出ています。※4

自室で集中できなければ、カフェや公園、図書館など普段とは環境を変えて、自分が最も集中できる場所を探してみるのも良いのではないでしょうか。

※4 脳が認める勉強法――「学習の科学」が明かす驚きの真実! ベネディクト・キャリー 著, 花塚 恵 訳.

ストレスとやる気の関係

受験のストレスなどで、不安やイライラなどのストレスを心に抱えていませんか。

ストレスを抱えていると不安にも繋がりますし、やる気を妨げる要因となる可能性があります。

ストレスには様々な原因がありますが、先に述べた睡眠をしっかり取ることで解消できることもあるでしょう。

もし、そもそもストレスで眠れないとか、疲労感が常にあるような場合は、医療機関の受診も視野に入れたほうが良いかもしれません。

生活の中で不安やイライラを解消する方法の1つとして、音楽や香り、お茶など自分がリラックスできるものを探すことも大切です。

音楽や香りでリラックスする

音楽を聞くことにより、聞いていない場合よりも早くストレスが解消されると言われており、音楽を聞くことで不快な感情を減らすことも可能だと考えられます。※5

どんな音楽を聞くかは個人の好みに左右されるので、自分の好きな音楽の中からリラックスできるものを探してみてはいかがですか。

また、アロマショップで販売している精油をアロマポットで焚いたり、マスクやハンカチに付けて匂いを嗅いだりするのもリラックスするのに有効だと言われています。※6

好き嫌い問わず、精油を嗅いだ後には「緊張」、「抑うつ」、「怒り」などの気分を落ち着かせる効果があると言われています。

人間は視覚や聴覚に頼る生活を長期間行い、他の動物よりも嗅覚は衰えました。

しかし、元々は暗闇の中で物を探す、食べ物の安全を確認するのに嗅覚は非常に重要で、人間以外の動物は嗅覚に多くを頼っています。

嗅覚は五感の中でも古い機能に属するため、嗅覚の中枢は脳の記憶中枢と近い部分にあります。つまり匂いは脳に作用しやすいのです。

アロマショップに販売している精油をアロマポットで炊いたり、マスクやハンカチに付けて匂いを嗅いだりするのが手軽です。

ハーブの効能は一般的にもよく知られています。やる気を出す際にいいと言われているのは柑橘系の香りで、オレンジ・スイート油を使った実験では、やる気がある、頭がスッキリしている、等の気分の向上が示唆されました※7

オレンジ以外の柑橘系のアロマオイルとしては、レモングラスやベルガモット、グレープフルーツなどが有名です。

※5 人間環境学研究. 2011. 11(1): 19-25.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shes/11/1/11_19/_pdf/-char/ja

※6 奈良看護紀要. 2015. 11: 77-84.
http://hdl.handle.net/10564/3054

※7 アロマテラピー学雑誌. 2015. 1: 7-14.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aeaj/16/1/16_7/_pdf

まとめ

受験勉強でやる気を出すためには、勉強の組み立て、環境、生活習慣を見直すことが大切です。

受験勉強をしているときは、ストレスもかかりますし、プレッシャーで押しつぶされそうになってしまうこともあるでしょう。

しかし、そんな時こそ自分の生活を見直してみることで、本来の自分の力を発揮できるようになるのでしょう。

この記事で紹介したおすすめの受験勉強の方法を参考に、睡眠時間やリラックス時間の過ごし方を見直してみたり、ハーブをうまく活用してみたりしてはいかがでしょうか。

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